ニコニコ動画に「春休み喫茶」が登場

佐野市のゆるキャラ

旅のお供に

０歳から６歳までは 生まれながらの「気質タイプ別育て方」でラクになる！

高校の斡旋で春休みに短期ホームステイができるシステムがあって、選抜試験があるけど受けてみる気になったのは、行き先にニューヨークがあったから。

ある程度の英会話が出来ないともちろん選んでは貰えない。

智くんからの電話の後、俺頑張った。

ネイティブな英語が聞き取れるようになっても話せないと意味は無いわけで。

学校や塾の他に、外国の人を見かければ声をかけて英語での会話ができるように。

努力が実ったのか、はたまた執念？か。

俺は10日間のニューヨークでの留学権を手に入れた。

出発前にはダンス教室で智くんの最新情報も手に入れた。

智くんに会える！

それしか頭になかった。

空港でホストファミリーに引き渡されたあと、日本語の通じる相手は誰一人いなくなった。

初日は聞き取れない伝わらない言葉の壁に意気消沈するしかなく。

でも、ゆっくりと話してくれるダディとマム、同じ年頃のケンティの会話は少しずつ聞き取れるようになってくると、とりあえず自分の意見はきちんと伝えようと頑張る。

「ショウは本当に高校生？随分幼く見える」

「日本人は若く見られがちたからね。その中でも自分は童顔だよ」

おっかなびっくりのホームステイに俺はかなり早い段階で打ち解け、あちらこちらに連れ回された。

マムが好きだという美術館。

ダディの会社。

ケンティの高校。

色んなものが目新しく、カルチャーショックの連続で。

言葉もままならないまま渡米した智くんは、どうだったんだろう？

「ショウ、行きたいところがあるなら連れていくよ」

ダディの申し出に、俺は智くんが出演しているという、ショーを見に行きたいと伝えた。

ダディは難しい顔になって、

「ショウ、その場所は君には相応しくないと思うよ」

真っ直ぐに目を見て伝えてくる。

「何故？」

俺は友達の智くんに会いたいからここまで来たこと。

智くんがどれほど大好きで大事な存在かを必死に訴えた。

その場所に行かなければ、智くんには会えない。

黙って根気よく聞いてくれてたダディは、知り合いの知り合いがその舞台について詳しいから、聞いてくれると言ってくれた。

何を聞いてくれるの？

俺的には、焦燥感ばかりがつのる。

このときの