春休み 先端をサプライズに
それまた4ヶ月後
今は2月。
なんか最近、葵が私に大好きと言うことが多くなった。
まぁ、葵だし
深い意味はないだろうと思って、ほっといてた。
私は、昼休みはいつも葵と図書室で過ごしている。
でも、今日の葵はなんかおかしい。
正直、葵はわかりやすい。
なにか隠し事をしている。
理佐「葵。」
葵「あ、なに？理佐」
ほら、上の空。
理佐「なんかあった？」
葵「なんでもないよ。」
理佐「なんか、元気ないよ。」
葵「ううん！あ、もう時間だね？戻ろ！」
理佐「あ…うん。」
葵が隠し事をするなんて、初めてのことで。
私はこれ以上問いたださない方がいいと判断した。
ーーーーーーー
_放課後_
葵「理佐ー！いる？」
平手「いるよ？理佐ー！葵が呼んでるよー」
理佐「はーい」
葵「ちょっといい？」
理佐「うん」
葵「ねぇ、私の目みて」
理佐「え、うん」
葵「察して。」
理佐「え、あ、わかんない…」
葵「…じゃあ言うね。」
理佐「うん。」
葵「私、転校するんだ。」
理佐「え…？」
…嘘だ。
1年…だよ？
そんな早くに転校するなんて。
おかしいよ。
葵「弟がね、学校行けてなくて…。それでお母さんが前の学校に戻ろって。」
理佐「そんなの…葵の気持ち考えてないじゃん。ｸﾞｽｯ。」
葵「理佐…泣かないでよ。」
理佐「葵はいいんだ。それで…。」
葵「だって…」
理佐「もう、いいよ。」
葵「理佐…」
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部活
理佐「失礼します~こんにちは。」
後輩「あ、理佐先輩！こんにちは！」
理佐「うん。」
後輩「あれ？葵先輩と一緒じゃないんですか？」
理佐「…まあ。」
後輩「珍しいですね？」
理佐「…そうだね。」
愛佳「おい！理佐！！！」
理佐「なに？」
愛佳「葵…泣いてるよ？」
理佐「え…」
愛佳「理佐…理佐…って泣いてる。」
理佐「…」
愛佳「なんか知ってるなら教えて。」
理佐「…愛佳には関係ない。」
愛佳「じゃあ、葵が泣いたまんまでいいんだ。最低。」
理佐「うるさいんだよっ！」
愛佳「うるさくても結構。ほら、みんなは練習始めて。理佐は今日は部活に来ないで。」
理佐「…なんで。」
愛佳「葵のとこに行け。」
理佐「…」
愛佳「行けって言ってんだよ！！！」
理佐「っ…。分かったよ。」
愛佳「今、由依とねるといると思う。」
理佐「分かった。」
愛佳「場所は…」
理佐「大丈夫。葵のいるところは大体わかる。」
ーーーーーーーーーーーーー
葵「理佐…ｸﾞｽｯ…理佐ぁ…」
ねる「大丈夫、ねるとゆいぽんがついとるけん。」
由依「落ち着いてからでいいから、話聞かせて？」
葵「うわああああん。」
ねる「…まったく。理佐なんしたんかね。」
由依「…なんかあったんだろうね。」
理佐「葵！！！！！」
葵「理佐っ…」
_理佐は葵を抱きしめた。_
理佐「ごめんね。ほんとにごめん。」
ねる「理佐…なんがあったん？」
理佐「葵…話すよ…？」
葵「…うん。」
_理佐はさっき起きたことを2人に話した_
由依「えっ…」
ねる「突然やね…」
葵「…」
理佐「それで、私が勝手に怒っちゃって。」
葵「理佐は悪くない。」
理佐「悪いよ。」
葵「理佐は…私のためを思ってくれた。」
理佐「…」
葵「ねぇ、理佐大好きだよ。」
理佐「…私だって。大好きに決まってんじゃん。」
葵「…良かった。」
ねる「仲直り出来た？」
理佐「うん。ありがと、ねる由依」
由依「もう、泣かせないでよ？」
理佐「気をつける。」
ねる「じゃあ、部活行ってくるね？」
理佐「ほんとにありがと。」
葵「ねるちゃん、由依ちゃん、ありがとう。」
2人「うん！」
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葵「ねぇ、理佐。」
理佐「ん？」
葵「4年間になるのかな…高校卒業したら戻ってくるから。」
理佐「え、でも…葵はもともと愛知の人じゃん。」
葵「大学は絶対こっちにする。だから、待っててくれる？」
理佐「そんなの…当たり前じゃん。」
葵「良かったぁ。」
理佐「手紙…書くね。」
葵「私も書く！！」
理佐「…葵。」
葵「ん？」
理佐「残りの時間。いっぱい遊ぼうね。」
葵「うん！！」
ーーー
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春休み…
ほんとはダメだけど、部活もやすんで
私たちはいっぱい遊んだ。
そしてとうとう来てしまった。
葵が引越しするその日が。
理佐「…元気でね。」
葵「理佐ぁ…ｸﾞｽｯ」
理佐「こら、泣かないの。」
葵「絶対帰ってくるから。」
理佐「うん。待ってるよ。」
葵「次会ったときにね、伝えたいことがあるんだ」
理佐「うん。」
葵「楽しみにしててね。笑」
理佐「分かった。」
葵母「そろそろ行くわよー」
葵「…もう行くね。」
理佐「うん。」
葵「ねぇ、理佐大好きだよ。」
理佐「…うん！私も大好き。」
葵「またね。」
理佐「またね。」
春休み人気ショップ
春休みも終わり、月曜日から学校に戻った子供達であるが、春休み前に娘が学校から６０ページ以上にも及ぶ宿題を持って帰って来た。
内容は足し算、引き算、掛け算＆割り算、そして小銭計算と可能性についてである。
全問正解であったものの、特に割り算の計算方法が何度私が見直してもその答えに直結するのだろか？と思う計算方法で、しかし答えは正解となる。
この不思議な計算方法、実はオーストラリアに住んでいた時にも思った事がある。
内容は足し算、引き算、掛け算＆割り算、そして小銭計算と可能性についてである。
全問正解であったものの、特に割り算の計算方法が何度私が見直してもその答えに直結するのだろか？と思う計算方法で、しかし答えは正解となる。
この不思議な計算方法、実はオーストラリアに住んでいた時にも思った事がある。
当時、私はソーシャルワーカーの女性と外科医の女性、ゲームプログラマーの男性の計４人で一軒家に暮らしていた。
毎週木曜日の仕事終わりに家に真っ直ぐ帰宅し、皆で１週間分の食べ物や日用品を買い出しに行っていた。
それをソーシャルワーカーの女性が一括で支払い、後で４人で割るのであるが、その計算係が外科医の女性であった。
紙に色々な合計を足していき、そこから変な引き算を重ねて４分割にする。
合計を単純に４で割らず、ずーっと紙の下の方まで引きながら引きながら行くのである。
「なぜ４で割らないのか？」と聞いた時、「これが割り算や」と言った。
外科医の秀才が言うのであるから、アホの私が言うのもオカシイ。
そうして子を持ち、娘の割り算方法がどうも気になる。
しかし答えは正解。
ほな、もうエエやないかい！！と思うが、私は黙ってられない性分で、「ひっ算でやってみ。めっちゃ簡単やから」と教えるも、今一つ言葉の通じ合わない２人である。
ああ、私のせいや・・ちゃんと日本語教えといたら良かったと思う瞬間である。
日本語で細かな説明をし出すと、途中で混乱する娘。
スマンの・・母ちゃんがもっと必死で日本語教えといたら良かった・・
国によって計算方法が違うのだろうか・・・
まあしかし、答えがあっているのならそれで良いのであるが・・・
春休み ハート&アクション
暑い日が続いていますね…
先週から夏バテ気味なのか、
食欲がなくなってきて困っています。
子ども達は今週から夏休みが始まりました。
夏休みはワーママにとっては、
しんどい1ヶ月となります。
だって、毎日お弁当地獄だから。
特に今年の夏休みは、
私にとっては地獄以上のしんどさです。
仕事をしてから、
私はお弁当持参だったのですが、
3人分のお弁当は時間もかかります。
それに、
今までは子ども達の希望する
キャラ弁を作ってあげていましたが、
今の私には作ってあげられる余裕がない。
春休みの時にも、
そのことは子ども達にも話をして
理解してもらった。
ただ、夏休みは期間も長いから、
週に1度は学童でお弁当を頼んでくれるので、
お願いしている。
今日はその学童弁当の日だった。
すると、息子が…
「ママにどうしてものお願いがあるの。」と。
私が何？と聞くと、
「俺はママの作る大きいおにぎりが食べたい。」
今の私が作れるお弁当は、
おにぎりにオカズをちょこっと。
昨日は凝ったキャラ弁は作れないから、
赤ウインナーでカニさんを作ってあげた。
最初の頃、子ども達は、
キャラ弁を作って欲しいって言ってたけど、
私の大変さを理解してくれてからは、
作って欲しいと言わなくなった。
ただ、ママの作ったおにぎりが食べたいって。
正直、毎日のお弁当はツライ。
今月あたりから仕事量が多く、
残業する日もあったりで、
身体も疲れていて…
楽したいって思ってた。
だけど、
おにぎりでいい…
本当に小さな小さなお願い…
きっと、息子はかなり遠慮しながら
私に小さなお願いを勇気を出して言ったのだと思う。
周りのお友達が色んなところに、
遊びに行ったり旅行に行ったりしてても、
どこかに連れて行ってとも言わない子ども達。
ママが忙しくて、疲れてて、
遊びに連れて行けるほど余裕がないのもわかってるからね。
そんな大きなお願いはしない。
だから、
凝ったキャラ弁なんて作れなくても、
オカズが作れなくても、
毎日、大きなおにぎりを作ることにした。
ママが作ったお弁当‼︎
子どもにとっては、それが1番‼︎
息子の小さなお願い……
ママ、1ヶ月頑張ります‼︎
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は？？？