伊豆スカイラインへ向かうかべっちとすっちゃんとはここで別れて、あちことタマにんと3人で西伊豆に向かいます。
なぜここで別れることにしたのか。
それは昨日の夜、かつ丼が
南伊豆の中木漁港でイルカが見れますよ。
と言ってたから。
中木漁港は石廊崎からすぐそばですし、昨日も行ったけど、ちゃんと見なかったんだよ!
のりさんどうしてもイルカが見たくなりました
でも1人じゃつまらないから、あちこも誘い、あちこが来るならとタマにんも誘い、3人セットで2キロ先の中木漁港まで行くことにしたのです。
が!!!
中木漁港へ行ったけど、イルカは影も形もないよ。
漁港の目の前にダイビングスクールがあったので、従業員さんに聞きに行ったけど
はて?
イルカ?
見たことも聞いたこともない。
と言った反応でした。
デマか!かつ丼め
ま、そんな気もしてたんだ。
てことで、イルカはあっさり諦め、もう1つの目的地に向かいます。
もう1つの目的とは
お猿さんを見に行くこと
134号線で海岸線を北上し、10数キロ走って着いた先は、波勝崎苑。
広ーい駐車場に、1台の車もなし
入苑料700円を払ってマイクロバスに乗り込みます。
ほんの数百メートルの距離を貸し切りのマイクロバスで下ると
猿の楽園、波勝崎国立公園
ちょうど出産ラッシュで、赤ちゃんを抱いた(どう猛な)親猿と、可愛い赤ちゃん猿がたくさんいました
赤ちゃん可愛い〜
でも、ここの猿は餌付けされているのに、全く人間に慣れてません
(危害は加えないけど、すり寄っても来ない。)
ただしたくさんいるので、見ていて楽しいんだよー!
そしてここ、猿もさることながら海がとても綺麗なの!
700円払って独り占めできるプライベートビーチ(と思っている)なのです。
そしてこの時、のりさんは本日3つめの目的を果たそうとしていたのでした。
るんるんるーん♪
実は駐車場に着いた時、こっそり、かつ堂々とGパンを脱いで、ワンピースにお着替えしてたんだよねー。
お猿も興味津々
では、いざ!
入水!
冷たくて気持ちいい〜
先週は季節外れの猛暑日が続き、この日も30度近くあったんだよね。
岩にくっついてるタニシのような生き物を
海岸にいる猿に手渡し♡
なんて遊んでるうちに
気がついたらドップリ浸かっていました
(注 海水浴ではありません。磯遊びです。)
温泉に入れてあげようと連れてきたアヒルキングも海で泳げて喜んでいたよ
さて、ビショビショになったのりさんのお尻が乾くのを待って、引き上げます。
あちことタマにんは、楽しめたのかしら…
また駐車場で生着替え。
海水が綺麗だからベタベタしないよ!
再び134号線で西伊豆海岸を北上します。
時刻は14時。
そろそろお腹も空いていたので、戸田港まで行ってお昼を食べようと思って向かっていましたが、松崎で食堂を見つけたので入りました。
沖あがり食堂。
イカサマ定食(930円)
イカの沖漬けとイカ刺しのハーフ丼です。
めっちゃうまーーーー。
ほぼ飲み物って思って凄い勢いで食べてたんだけど、半分くらい食べたところで隣を見たら、あちこはもう完食してましたはえー
そして、のりさんが完食した後もタマにんはまだモグモグしてました
さて、食べたら再び戸田目指して走りまーす!
と、思ったのだけど、この辺りから車が多くなり数キロ走ってギブアップ
県410号で仁科峠に上がり西伊豆スカイラインで修善寺へ出ることにしました。
苦手と言いつつ今回4回も走ってしまったスカイライン。
この分岐、看板通りに右に行くと修善寺は遠い(忘れないようにしよう!)ので、真っ直ぐスカイラインの出口まで行って、達磨山から県18号でライハ頼朝の前を通り(この道が好き!)修善寺へ。
修善寺からは県11号(熱海街道)、県20号で十国峠を経由して箱根へ抜けようと思ったけど、ここまできたらこのまま1号に出た方が早そう?(どうなの?)と思って、街中に出てコンビニで最後の休憩。
すでに時刻は17時を回っていました。
ここでそれぞれ自宅までのナビを入れると、のりさんは150キロ4時間半と出ました。
到着予定は22時おせー
2人は混雑状況によっては高速道路を使うとのことなので、いつ離脱してもいいように、ここで一旦解散です。
あちこ、タマにん、付き合ってくれてありがとう、さようなら!
でもここから箱根新道、西湘バイパスまでは同じ方向のはずだから、もう少し一緒に走って、どこかで手を振って…
と、思ったのに、コンビニ出て1キロもしないうちに散り散りになってしまった
巻いたの?巻かれたの?
どっちにしろ下道一筋ののりさんには1号地獄が待っているので振り返りません。
キーキー
箱根新道、西湘バイパス、134号、129号、1号、横浜新道、1号、15号、357号(この辺りであちこ、タマにんから帰宅報告)。
休憩も取らず、走り続け20時半にやっと帰宅〜
2日で700キロ走りました。
帰りは150キロ3時間(50キロ/hペース)でした。
休憩取らないと速いんだな。
思えば、出始めにコケそうになって、バイク怖いってなったけど、その後は危険もなくどうにか無事に帰ってこられて良かったです。
大人になってから、家族でも親戚でもない仲間と、こんなに楽しいお泊り旅行ができるなんて、思ってもみなかった!
バイクとブログやっててよかったなー
おしまい
今日は久しぶりに親友達と移動になる。
相方である僕の恋人と、古い仲間である親友達との移動だ。
新幹線に乗るけれど、大きな駅から乗るから相方がはぐれないか心配だし、同じようにはぐれそうな親友のひとりが心配である。
僕と恋人。
僕の恋人の同級生ふたり。
その同級生ふたりと僕達と共通の友人がふたり。
全部で6人という団体移動だ。
『ドンヘがいないんだけど、』
『なんで手を離したんですか、』
いなくなるのがわかっているなら、離さないだけだ。
何年一緒に生きているんだと言いたくなる。
『俺が探してくるよ。』
『シウォナごめん、よろしく。』
こうして1番迷わないひとりが探しに行くのが定番。
『車内販売のカチカチなアイスってもうないんだっけ?』
『どうでしたっけね、調べてみます。』
『そういう話聞くと食べたくなるよね、』
相方が僕のスマートフォンを覗き込んでくる。
ついでに肩に手をかけてよりかかってくる。
『俺売店行ってくる。』
アルコール大好きな僕の親友が消えて、そして迎えに行ったひとりが迷子になったひとりの手を繋いで捕獲して戻ってくる。
『アイスわかんないネ、』
『乗る前に普通のアイス、買っていきますか?』
『そうする。』
そして僕と相方も売店に向かう。
やはりアルコールを買っていたひとりと入れ違いになる。
ミックスナッツ、カップのアイスクリーム、この駅限定販売のチョコレートブラウニー。
それからお茶とアイスコーヒー。
僕と相方が戻るとようやく全員が揃ったようだった。
みんなの輪の中に入る。
それからこの駅始発の新幹線がやってくる。
振り返ると目を輝かせて停車するところを見ている大人の少年が何名かいた。
3名席を前後2列押さえる手配をした。
僕と相方と面倒見がいい親友で1列。
それからさっき消えたひとりと、その相方と僕の悪友で1列。
シートを向かい合わせて座った。
すっかり学生気分だった。
発車する時にみんなで重なるようにして窓の外を覗き、その様子をSNSにここぞとばかりにみんなが載せて。
自撮り撮影会が始まり、声を殺して笑いながら学生気分を続けた。
買ってきたアイスが溶けてはいけない。
僕は彼氏とふたりでひとつのカップのアイスクリームを早速食べることにした。
スマートフォンを弄りながら口を開く姿は雛鳥。
『チャンミン足長い、ぶつかる。』
『ごめんなさい、ちょっと畳んできます。』
『あはは!腹立つ!』
『はい、ウノ、上がり!』
『あっ、』
『まじクソ、』
カードゲームをしながら車中を過ごす。
みんなテンションが高いけれど、先はまだまだ長いのだ。
そのままのテンションを持続することはできるのか。
『ドローフォーです、』
『うわ、まじ?』
『ヒョクの負けだな、』
『ちょ、終わったからって覗くな、』
『…、チャンミンこれちょうだい、』
『ダメです、カードあげるとかそんなルールありません。』
『シウォンさんこれ全部あげるよ。』
『僕は君からの愛が欲しい。』
『さいですか。』
この非常な親友が最後まで残ってしまいゲームが終わる。
そしてまた誰かがカードに触りだしてバトルが再開される。
UNOしかやらない車中もどうなんだろうと思うけど楽しいからよしとする。
『トータルで負けの数が多い人が今夜の夕飯調達係にしようぜ、』
『ええ?食べに行くんでしょ?』
『じゃあ予約する係。』
『OK、』
『ドロートゥー!』
『シウォンの発音の良さが腹立つ。』
『ほら、2枚引いてください、』
『チャンミンにあげるよこの2枚、』
『いや何言ってるかちょっとわかんないです。』
『はいドローフォーきたー!』
『ヒョクちゃんひどい、』
こういう時に友情に亀裂が走りそうなことは多々あるのだが、わりと笑いに変えてくれる友人ばかりが集まった。
亀裂が入るあたり大人気ないから自然にそういう人とどこか行ったりなんてしなくなるけれど。
互いを許しあえる人同士が集まって、引率者が自然に現れるんだよね。
『そろそろ富士山きそうじゃない?』
『まだ手前の県だよ、』
『あはは!』
まだまだ続く、カードゲーム。
順番的に僕が出したカードによって恋人が被害を被ることはない。
運良く彼の引きがいいと言うのか悪いと言うのか
わからないけど、彼が出したカードで僕も受けていない。
それとなくビリを回避出来ている。
しかし、僕の手札が詰んでいる。
爆薬たっぷりの手札が集まってきた。
ミックスナッツに手を伸ばしながらどうしたものか考える。
『UNOの公式ルールってどうします?』
みんなの反応を伺うことにした。
『あれでしょ、ドローフォーを重ねるやつ、』
『うん、そう、それです。』
そういう広い情報をそれとなく拾っている友人もひとりぐらいいないとね。
『だめなの?』
『盛り上がればよくない?』
彼氏の友人ふたり組はそんな反応だった。
ふうん。
そのうちのひとりが8枚引いて爆発しちゃうんだぞ。
いいのか。
1枚ずつ出してじわじわ攻めるのもいいけど、2枚出して噴火させちゃう
のもいいかな。
富士山は噴火しちゃダメだけれど。
『うわぁ、チャンミンあやしい、』
『え?』
親友が横目で僕を見てくるけれどスルーしておく。
彼氏が僕の手札を覗いてくる。
慌てて伏せてみるけれど。
僕の次の順にいる親友を哀れむ目で見つめた。
とりあえず別なカードを出して流してみる。
『え?なに、ユノ、なに?』
『…、ヒョク、ここで1回負けておけば次はきっと勝てるはずだ…』
『ええ?え?』
よく分かっていないまま自分もカードを出して隣の相棒に順番が移る。
『よっしゃウノーあーがりー!』
『ドンヘずるい、』
今日は強いな、この人。
『ドロートゥー、』
『シウォンのバカ、といいつつドロートゥー、』
『え、』
『ユノ詰んだか?』
『ドローフォー、チャンミンいくんだ!』
『ドローフォー、2枚です。ウノ、上がりました。』
『っ、』
計16枚。
『ヒョクちゃん詰んだ!』
『だはは!』
ごめんね。
でも僕はトドメに過ぎない。
結局みんな潜ませていたんだから。
ルールについて話した僕がちょっとしたきっかけを作っただけ。
これがこのゲームの醍醐味でもあるよね。
『あ、富士山。』
誰かが言って一斉にスマートフォンで撮影会になる。
みんなが窓を占領するものだから、僕は彼氏と一緒に自分撮り。
振り向いた誰かさんの顔が入ってしまったりしたけどね。
それもまた旅の思い出。
『とりあえず俺はチャンミンを恨んで寝るわ。』
『ちょっと、』
負けたひとりがそう言い残して眠れないくせにシートを倒して横になった。
不貞寝をする相棒に重なる男も出てきて、結局笑って起き上がる。
その隙に僕と彼はもう1枚自撮り写真を撮る。
『UNOでまでふたりでイチャイチャイチャイチャしやがって、』
『確かに、』
『え?え?』
『ふたりでドローフォー3枚とか鬼だ。』
『んふっ、』
『チャンミンのそういうしたたたかなとこ可愛くないよ、』
『したたたかね、したたたか、』
『ぎゃはは!』
『富士山見たから俺寝るよ、』
『じゃあ俺はキュヒョンと寝る。』
『暑苦しいからやめて。』
アルコール摂取したやつは真っ先に寝て、その寝顔を向かいの席から眺める人がいて。
ドローフォーで爆発した人も結局寝て、それに便乗した相棒が寝て、僕と彼が取り残されて。
寝るにはなんだかもったいなくて、結局僕は車内サービスのワゴンを止めて、カチカチのアイスクリームを買ったのだった。
『まだ売ってたね、』
『そうですね、』
『ま、いっか。』
『いいと思います。』
ふたりでひとつのアイスクリームをずっとカチカチ鳴らせながら溶けるのを待った。
ふたりで手を握って、握った手でアイスクリームを温めてみたりして。
食べ頃かなって思った時に、不貞寝した人と目が合って。
とりあえず彼の可愛い口に、掬ったアイスクリームを運んでみた。
『もう1回富士山来ないかな、』
彼がそんなことを言ってるから、帰り道でしか見れないよって返して。
そしたら彼が、
『今ふたりで、ちょっと見たかったよね、』
そんなことを言うものだから、寝ているみんなのことを横目で見た。
結局不貞寝した人とまた目が合って僕は、
『そうですね。』
そう言って、アイスクリームで冷たくなった彼の手を、ぎゅっと握った。
終わり。
なにこれ。
Twitterお題アンケート、第8回は「わざと見せつける」でした。
いやもう、なんもいえない。
なにこれごめんなさい。
メンバーは、
(∵)、(´◉J ◉`)
ギュさん、シオニ、ヒョクちゃん、ドンペロの旅でした。
第9回があるのかないのはわかりませんが、Twitterでぶちぶち言ってます。
あああ、ごめんなさい。