厳選！ 「契約解除」の超簡単な活用法10個

寒かったり暖かったりの毎日ですが、私の家の付近も昨日は桜が満開になり始めました。

畑仕事をやるようになって、私も季節の移り変わりには敏感になって来ました。

完全に暖かくなってはいないのに、先週から昆虫（特に蜘蛛）をよく見かけるようになり、

その翌日はウグイスが鳴き始め、

それと同時に、昨秋に植えた庭の樹木が芽吹き出し、

そして桜の木が一気に開花。

と、皆で「そろそろ出るか」と申し合わせたかのような春の訪れです。

北風冷たくても、日差しが暖かい日にはどこかの猫ファミリーがデッキに来たりしてました。

庭には玉ねぎだけ植ってます・・すっかり出遅れている我が家。

もう野菜を植え始めていなければいけないのですが、

旦那が転職活動で忙しくて中々出来ませんでした。

四月からは新しい職場です。

うちの旦那はもう１３年近く同じ日本企業（インド企業からの派遣ですが）に勤めていて、

通勤も楽で、ほぼ毎日定時退社で、家庭で過ごす時間も長く取れるし（旦那的には大事）

特にストレスがたまる職場環境でもなかったので、

同僚が皆アメリカなどに行ったりして、マネージャー等に上っていくのを横目で眺めながらも

転職はせずにここまでやって来ました。

しかし去年あたりから、仕事量も減って（給料は減らないから、私だったらウハウハですが）暇な日が続き、

このまま成長できないのはマズいかもと焦りを感じ始め、

日本語の資格やマネージメントの資格を取って、自分の市場価値をあげることにしました。

一年で目標の資格試験３つに全て合格（早朝の勉強です）

そしたら転職エージェンシーのオファーが目に見えて増え、

自信を持った旦那は希望の企業に直接、面接を申し込みに行きました。（エージェンシーを通すのは時間の無駄、とかで）

面接した企業全てにOKもらったのですが、希望の給料では無理と言われたので、

結局全部断ってしまいました。

やはり今の会社が一番いいんじゃないか、という雰囲気になったのが今年の１月末。

今のインド企業は、在印の両親に限り、給与とは別に医療費を年三百万円まで出してくれるという、社員に手厚い会社で、

年金暮らしの両親もかなり助けられているので、就活ではこの分を上乗せした給料を要求していたから、

そりゃぁ無理だったんですが・・。

しかし、コロナが日本にも増え始めた２月、

このまま悪い方向に日本経済が進むと、リーマンショックの時と同じように

派遣の旦那は日本の企業から真っ先に契約解除されてしまうと私は予想し（そしてインドに戻されたことが結婚前に一度あります）、

インドに行ったら行ったで、去年から大企業の倒産とか、地価の下落とか、インド経済も失速して来たのが私でも分かるし、

向こうの給料は安いので生活水準は日本以下になるし、そもそも日本で家建てたので行きたくないし、

これはもう、

給料に重点を置かず、ちゃんと、日本にある企業の正社員として雇ってもらえるだけで十分じゃないかと

旦那に言って、再び転職活動に戻ってもらいました。

そんな矢先の２月、

一度採用されたけど断ってしまったあるインドの企業から、幸運にも、給料を再交渉したいと連絡が来たので、

急ぎ、親の医療費三百万を給与に含める事による弊害を真剣に調べると

年収が思いっ切り上がってしまう為に失うのが、子供手当、小児医療費、障害児童の優遇措置関係や配偶者控除等々。

所得税率も上がるし、やはり全くお得ではない。

更に旦那一人で扶養６名（インド親にも仕送りしてるので）抱えてる環境、

長距離通勤による家族との時間も失う事（オイ）、など全て向こうに話してみたところ、

なんと、損をしない＋αな額まで給料を上げられるとの回答！

見た目的には給料４割UP。

なんて寛大な〜

（人材不足なのか？）

おまけに今年だけ、ジョイニング・ボーナス（入社祝金？）も出してもらえるそうで、

ちょっと多めにもらえてホクホク。

・・・コロナ凄いけど、出るよね？

ていうか、どんな仕事やらされるんだろ

ま、働くの旦那だから。

これでやっと私も自分の靴下が買える

（親はボロボロの靴下を履き続けているのに、先に子供の靴下を買い換えてしまうパターン）

僕たちのおやつ（海苔）も増えるのかな？

海苔を丸ごと１枚与えて、

静かな時間を少しでも確保

寒かったり暖かったりの毎日ですが、私の家の付近も昨日は桜が満開になり始めました。

畑仕事をやるようになって、私も季節の移り変わりには敏感になって来ました。

完全に暖かくなってはいないのに、先週から昆虫（特に蜘蛛）をよく見かけるようになり、

その翌日はウグイスが鳴き始め、

それと同時に、昨秋に植えた庭の樹木が芽吹き出し、

そして桜の木が一気に開花。

と、皆で「そろそろ出るか」と申し合わせたかのような春の訪れです。

北風冷たくても、日差しが暖かい日にはどこかの猫ファミリーがデッキに来たりしてました。

庭には玉ねぎだけ植ってます・・すっかり出遅れている我が家。

もう野菜を植え始めていなければいけないのですが、

旦那が転職活動で忙しくて中々出来ませんでした。

四月からは新しい職場です。

うちの旦那はもう１３年近く同じ日本企業（インド企業からの派遣ですが）に勤めていて、

通勤も楽で、ほぼ毎日定時退社で、家庭で過ごす時間も長く取れるし（旦那的には大事）

特にストレスがたまる職場環境でもなかったので、

同僚が皆アメリカなどに行ったりして、マネージャー等に上っていくのを横目で眺めながらも

転職はせずにここまでやって来ました。

しかし去年あたりから、仕事量も減って（給料は減らないから、私だったらウハウハですが）暇な日が続き、

このまま成長できないのはマズいかもと焦りを感じ始め、

日本語の資格やマネージメントの資格を取って、自分の市場価値をあげることにしました。

一年で目標の資格試験３つに全て合格（早朝の勉強です）

そしたら転職エージェンシーのオファーが目に見えて増え、

自信を持った旦那は希望の企業に直接、面接を申し込みに行きました。（エージェンシーを通すのは時間の無駄、とかで）

面接した企業全てにOKもらったのですが、希望の給料では無理と言われたので、

結局全部断ってしまいました。

やはり今の会社が一番いいんじゃないか、という雰囲気になったのが今年の１月末。

今のインド企業は、在印の両親に限り、給与とは別に医療費を年三百万円まで出してくれるという、社員に手厚い会社で、

年金暮らしの両親もかなり助けられているので、就活ではこの分を上乗せした給料を要求していたから、

そりゃぁ無理だったんですが・・。

しかし、コロナが日本にも増え始めた２月、

このまま悪い方向に日本経済が進むと、リーマンショックの時と同じように

派遣の旦那は日本の企業から真っ先に契約解除されてしまうと私は予想し（そしてインドに戻されたことが結婚前に一度あります）、

インドに行ったら行ったで、去年から大企業の倒産とか、地価の下落とか、インド経済も失速して来たのが私でも分かるし、

向こうの給料は安いので生活水準は日本以下になるし、そもそも日本で家建てたので行きたくないし、

これはもう、

給料に重点を置かず、ちゃんと、日本にある企業の正社員として雇ってもらえるだけで十分じゃないかと

旦那に言って、再び転職活動に戻ってもらいました。

そんな矢先の２月、

一度採用されたけど断ってしまったあるインドの企業から、幸運にも、給料を再交渉したいと連絡が来たので、

急ぎ、親の医療費三百万を給与に含める事による弊害を真剣に調べると

年収が思いっ切り上がってしまう為に失うのが、子供手当、小児医療費、障害児童の優遇措置関係や配偶者控除等々。

所得税率も上がるし、やはり全くお得ではない。

更に旦那一人で扶養６名（インド親にも仕送りしてるので）抱えてる環境、

長距離通勤による家族との時間も失う事（オイ）、など全て向こうに話してみたところ、

なんと、損をしない＋αな額まで給料を上げられるとの回答！

見た目的には給料４割UP。

なんて寛大な〜

（人材不足なのか？）

おまけに今年だけ、ジョイニング・ボーナス（入社祝金？）も出してもらえるそうで、

ちょっと多めにもらえてホクホク。

・・・コロナ凄いけど、出るよね？

ていうか、どんな仕事やらされるんだろ

ま、働くの旦那だから。

これでやっと私も自分の靴下が買える

（親はボロボロの靴下を履き続けているのに、先に子供の靴下を買い換えてしまうパターン）

僕たちのおやつ（海苔）も増えるのかな？

海苔を丸ごと１枚与えて、

静かな時間を少しでも確保

１１

「まさか、役を降ろされたのかい？

演出家にいらないと言われたのか？

なんてこと・・

でも、仕方ないよ・・智、げんきだ・・」

「違うって。

僕が帰って来たのは

ライブも終わって稽古までちょっと時間があったから

例の契約の件がどうなったのかと思ったからだよ。

何言ってんのさ、父さん。

それにさ、増田君が久しぶりに飲みたいっていうから。」

変な誤解をしてくれた父さんに

ほっとしながら怒った振りで弁解した。

本当の理由・・・。

翔が消えて動揺してなんて・・・いえない。

そしてそれを知ったのが、

自分の受診があったからなんて・・

絶対に言えない。

入院を勧められているなんて・・・

こんなに僕の舞台を楽しみにしているんだもの・・

「父さん、それで契約はどうしたの？

弁護士をいれて相談するの？

僕らじゃわからないもの」

一気に話をすり替える僕に父さんは、

黙ってさっき手紙をしまっていた封筒を差し出した。

「これは？」

「母さんが後悔していた契約書だよ。

相手先から契約解除が通知されてきた。」

僕はガサガサと中身を出して広げた。

契約解除についてと書かれたA４の書類の後ろには

櫻カンパニーと、大野陶房との契約書がついている。

通知書には当社の都合により契約を解除するので

違約金は発生しない、

契約書は返還すると記載されていた。

「何、なんで？」

「私にもわからないが、

相手の会社に何か不都合が起きたらしい。」

何度書類を見返しても、明確な理由は書いてない。

「これ、信じられる？

おかしいでしょ。

騙されていない？」

変だよ。

展覧会をやめる理由がない。

父さんの作品の展覧会は何処でも、人気だ。

美術品クラスは高いし、父さんもあまり売らないけど、

日常で使える大野陶房の陶器を販売すれば、

収益もかなり上がるはず。

それをやめるなんてさぁ」

「相手の理由なんかどうでもいいだろ。

とにかく、契約は無くなった。

うちの希望通りだ。

それでいい。

これ以上何も言うつもりもない。

智もそれでいいだろう？

母さんに報告だけしよう。」

何故だか不機嫌になっていく父さんに、

僕は頷くことしかできなかった。

父さんは僕に何も言わなかった。

これが翔の払った過分なお礼だということを。

翔があの契約の相手方だということも。